わがアナーキズムの偉大なる先達、安部公房に捧げる
NHKは政見放送の著作権を握っているか?
当ブログのトップには9条ネットの政見放送から、天木直人氏の部分のみを抜粋してある映像をyoutubeよりリンクしてある。ところがいつの間にか、NHKの異議申し立てにより動画が削除されていたのだった。

「この動画は、NHK (Japan Broadcasting Corporation)による著作権侵害の申し立てにより削除されました。」

公職選挙法違反ではなく、著作権侵害とある。NHKは9条ネットの政見放送の著作権を持っていると主張し、youtube側もそれを認めたと云うことだ。
調べてみると、著作権法に興味深い記述が見つかった。

著作権法
http://www.houko.com/00/01/S45/048.HTM


>(政治上の演説等の利用)
>第40条 公開して行なわれた政治上の演説又は陳述及び裁判手続(行政庁の行なう審判その他裁判に準ずる手続を含む。第42条において同じ。)における公開の陳述は、同一の著作者のものを編集して利用する場合を除き、いずれの方法によるかを問わず、利用することができる。

>2 国若しくは地方公共団体の機関、独立行政法人又は地方独立行政法人において行われた公開の演説又は陳述は、前項の規定によるものを除き、報道の目的上正当と認められる場合には、新聞紙若しくは雑誌に掲載し、又は放送し、若しくは有線放送することができる。

>3 前項の規定により放送され、又は有線放送される演説又は陳述は、受信装置を用いて公に伝達することができる。

9条ネットの政見放送は問題ないではないか。こじつけるとしたら「同一の著作者のものを編集して利用する場合を除き」くらいだが、元々の政見放送は、天木氏が演説をぶったあとで各候補が順に登場してそれぞれの主張をすると云う構成となっている。抜粋と言っても、前半部分のみを収録しただけなのだ。

僕にはこの件は、NHKの横暴であるとしか思えない。


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松岡死亡事件に関するいくつかの疑問 (2)
(2)承前
遺書の内容

前回の記事に続き、遺書に関する疑問を提示しておく。

=====

<松岡農相自殺>遺書に「迷惑かけた」 首相らにあて8通
(毎日新聞 - 2007年05月29日 03:11)

(略)

もう1枚の便せんは発見者のために書かれたものとみられ、「内情については家内がよく知っています。それは家内だけが知っている場所にあるので探さないで下さい」という趣旨の文章が書かれていた。

(略)

=====

<松岡農相自殺>遺書8通残す 「国民の皆様」宛てなど判明
(毎日新聞 - 2007年05月29日 15:21)

(略)

(発見者のために書かれたとみられるもの)

 家族への手紙は、女房が分かるところにありますので、ぜひ探さないで下さい。

 女房が来るまでは、どこにも触れないで下さい。

(略)

=====

このふたつの記事には微妙なニュアンスの違いがある。同じ文章の要約なのか、異なる文章のそれなのか、気になるところだ。

なお下の記事では一部の遺書の内容が分かるが、これだけでは情報開示が足らないように感じる。全ての遺書の鮮明な画像(写真)の公開を望む。また、一部には遺書は6通だったと云う報道もあった。これは封筒入りの遺書の数なのだろうか?単なる誤報なのか?気になるところではある。

以下の記事は参考として挙げておく。

===

<松岡農相自殺>遺書8通残す 「国民の皆様」宛てなど判明
(毎日新聞 - 2007年05月29日 15:21)

 故松岡利勝農相が残した8通の遺書のうち、封書の6通のあて名は▽安倍晋三首相▽縁せき関係にある島根県選出の景山俊太郎参院議員▽小林芳雄・農水事務次官▽青山豊久農相秘書官と警護官(本名)▽小泉純一郎前首相の前秘書官の飯島勲氏▽事務所の事務担当者(本名)。そのほか、「国民の皆様 後援会の皆様」と題された農水省のA4判の便せんに横書きで記された遺書の全文と、発見者のために便せんに書かれたとみられるものは次の通り。

 ◇国民の皆様 後援会の皆様

 私自身の不明、不徳の為(ため)、お騒がせ致しましたこと、ご迷惑をおかけ致しましたこと、衷心からお詫(わ)び申し上げます。

 自分の身命を持って責任とお詫びに代えさせていただきます。

 なにとぞお許し下さいませ。

 残された者達には、皆様方のお情けを賜りますようお願い申し上げます。

 安倍総理 日本国万歳

 平成19年5月28日 松岡利勝

 ◇(発見者のために書かれたとみられるもの)

 家族への手紙は、女房が分かるところにありますので、ぜひ探さないで下さい。

 女房が来るまでは、どこにも触れないで下さい。


===



(3)
塩崎の態度

これはあくまでも印象でしかないのだが、塩崎の記者会見は必要以上に冷静に感じた。特に二度目の松岡死亡を報告する際には、記者側の「松岡は何故自殺したと思うか(大意)」との質問に対して「死因は警察で調べている」と話をそらした。二度も。

なおこのやり取りは政府インターネットTVでは割愛されているが、時事通信が記事にしている。細かい状況をきちんと伝えていないのが気になるところだ。

===引用開始

松岡農水相自殺、安倍政権に打撃=疑惑の渦中−首相「ざんきに堪えず」
(時事通信社?-?2007年05月28日 20:10)

(略)
 塩崎恭久官房長官は記者会見で農水相の死因や自殺の動機について「警察当局の検視などの手続きを経た上で発表される予定だ」と語った。農水相の宿舎からは、遺書とみられるものが見つかった。 

[時事通信社]

===ここまで


(4)
松岡の死亡はあらかじめ分かっていたのか?

===

FNN HEADLINES 2007/05/28 19:10
松岡利勝農水相、東京・港区の議員宿舎で自殺 午後7時半から仮通夜へ

(略)

病院に運び込まれた際、松岡農水相の顔には布がかけられ、関係者やSPなどが、青ざめた表情で付き添っていた。

(略)

===

松岡の顔には布がかかっていた。素人考えだが、顔が分からないと容態の急変に対応出来ないのではないのか?この時松岡はすでに死んでいたのだろうか?

===

松岡農相が自殺/安倍政権に打撃
四国新聞 2007/05/28 15:10

(略)

 警視庁によると、松岡農相は宿舎のリビングでドアの金具に犬の散歩用のような布製のひもをかけ、首をつっていた。28日午後1時40分からの参院決算委員会に出席する予定だったが、部屋から出てこないため、秘書とSPが部屋を訪れて自殺を図っているのを発見した。秘書は午前10時ごろ、農相本人と会って話をしていた。

(略)

===

宿舎とは言ってもマンションのようなものだろう。出てこなければチャイムを鳴らすなり電話をかけるのが普通の態度ではないのか?いきなり秘書とSPが合鍵で部屋に入るだろうか?秘書はすでにこの時点で、事件性があることを知っていたのではないのか?

(5)
最後に、
安倍の失言を公開することは意味があることだろう。

===

緑資源機構で「松岡氏の取り調べも予定もない」と首相
asahi.com 2007年05月28日21時31分

 安倍首相は28日夕、入札談合事件で理事らが逮捕された農水省所管の独立行政法人「緑資源機構」の関連団体と松岡農水相との関係が指摘されていることについて、首相官邸で記者団に「ご本人の名誉のために申し上げておくが、緑資源機構に関しては捜査当局から『松岡大臣や関係者の取り調べを行っていたという事実もないし、これから取り調べを行うという予定もない』と発言があったと聞いている」と語った。

===


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松岡死亡事件に関するいくつかの疑問
松岡利勝が死んだ。62才だったそうだ。

(1)時間

当初の報道では、松岡には11時の打ち合わせの予定があるとなっていた。11時の予定が入っていたのに12時過ぎまで放置と云うのはおかしくないだろうか?遅刻の常習犯だった?まさか。 また、一国の大臣ともあろう人間が週始めの月曜に何時間もひまぶっこけるのかと云う疑問はある。

まずは朝日の記事を紹介する。

===引用開始

騒然とする農水省 事務次官の定例会見は中止
asahi.com 2007年05月28日13時52分

 農林水産省3階の大臣室と秘書課には、職員らが慌ただしく出入りを繰り返した。事務次官室には20人を超える報道陣が駆けつけ、一時騒然となった。井出道雄官房長によると、松岡農水相はこの日午前11時に同省に来て、国会答弁の内容について同省幹部から説明を受ける予定だったという。農水相は週末の26、27日は地元の熊本に戻っていたという。ある幹部は「詳しいことは分からないが、容体は厳しそうだ」と厳しい表情をみせた。

 午後2時から予定されていた事務次官の定例記者会見は、「情報収集のため」中止となった。

===ここまで

実はこの記事が大問題なのだ。
配信時間が異なる同題の記事がある。

===引用開始

騒然とする農水省 事務次官の定例会見は中止
2007年05月28日15時33分

 28日午後、自殺を図った松岡農水相が死亡した。昨年秋の安倍政権発足以来、緑資源機構をめぐる談合にからむ献金疑惑や「ナントカ還元水」問題など、いくつかの疑惑を指摘されてきた。何があったのか。その情報が永田町と霞が関を駆けめぐった。

 農林水産省3階の大臣室と秘書課には、職員らが慌ただしく出入りを繰り返した。事務次官室には20人を超える報道陣が駆けつけ、騒然としている。ある幹部は、現場にいる秘書官から「(松岡氏が)自殺を図った」という報告は受けたと話した。別の幹部は「詳しいことは分からないが、容体は厳しそうだ」と厳しい表情をみせた。

 午後2時から予定されていた事務次官の定例記者会見は、「情報収集のため」中止となった。
 衆院議員赤坂宿舎には報道陣約100人が相次いで駆け付け、施設内への立ち入りを黄色いテープを張って制限する警察官らともみ合いになるなど騒然とした。上空には、報道各社のヘリコプターが数機飛び交った。

 現場にいた警察官の話によると、午後1時すぎ、救急車と消防車が宿舎からサイレンを鳴らさずに出て行ったという。到着時もサイレンを鳴らしていなかったという。

 ニュース速報を見た近くの女性(60)は「いい悪いは分からないけど、松岡さんみたいな強い政治家がねえ……。そういうことをするのかなあ」と驚いた様子だった。宿舎の向かいのマンションに住む男性(60)は「一般市民の感覚からするとおかしなことばかりやっていた。追いつめられたんだろう」と話した。

 松岡農水相は、東京都新宿区の慶応大学病院に救急車で運ばれた。敷地の入り口付近には、報道陣のテレビカメラなど数十台が並び、病院の玄関付近にも駆けつけた報道陣や一般の患者、見舞客らが取り囲んで様子を見守った。


===

全く違う記事ではないか。井出道雄官房長が語った松岡の11時からの予定はどうなった? そしていつの間にか、外出予定時刻が0:15になってしまった。

===

<松岡農相自殺>遺書に「迷惑かけた」 首相らにあて8通
(毎日新聞 - 2007年05月29日 03:11)

 松岡農相は28日午後0時15分から同省で幹部と打ち合わせをする予定だった。外出予定時間を過ぎても姿を見せなかったため、同18分に秘書官と警視庁の警護官(SP)が室内に入ろうとしたが、玄関が施錠されていた。公設第2秘書が持っていた合鍵を使って同20分ごろ室内に入り、首をつっている松岡農相を発見した。午前10時ごろ、第2秘書が玄関でパジャマ姿の農相と立ち話をしており、その後に自殺したとみられる。

===

この時間のずれに関しては、「人類猫化計画」ブログでも取り上げられている。
http://tekcat.blog21.fc2.com/blog-entry-309.html

>当初NHKでは、出かける予定時間を「11時」と言っていた。
>ところがその後の民放ニュース(16時頃の)では、「12時」と秘書が語ったことになってしまった!




(2)遺書

以下はブログ「灰色のベンチから」の引用。
http://futu-banzai.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/sixtyminute_e82f_3.html

===

おれの情報ルートでは、遅くとも12:41の段階で松岡は死亡していたことがわかっていた。。内容は、ロープのようなもので宿舎内のドアで首吊り。遺書の様なものがあったって感じだ。警察が与党各所に連絡を入れたのが13:00分ごろらしく、(確認したのは自民党●●と公明党本部▲▲へ入電)同様の内容で既に松岡は死んでいるとのことだった。。

ところが各メディアのニュースでは、13:08の段階で意識不明。 もしくは心配停止だが生きている。ってことになっていた。。勿論この時点で松岡はとっくにこの世に居なかったし、特に報道規制がしかれたわけでも無かった。結局死亡が伝えられたのは14:00頃。しかも、遺書について発見されたのがついさっき(18:00頃)だってことになってやがる。。
何故・・・? 

===

「おれの情報ルート」がいかなるものかは分からないので、死亡時刻については触れないでおく。ここで言いたいのは遺書だ。

===

松岡農相が自殺図る、心肺停止状態
2007/5/28 nikkei net

(略)

 発見時、遺書などは見つからなかったという。

 自民党関係者によると、秘書官らは心臓マッサージをしながら病院に搬送したという。

===

文字色<松岡農相自殺>遺書に「迷惑かけた」 首相らにあて8通
(毎日新聞 - 2007年05月29日 03:11)

(略)

 調べでは、松岡農相はリビングのドア(高さ2メートル超)のちょうつがいに布製のひもをかけ、パジャマ姿で首をつっていた。同署員が到着した時点でひもが切られ、松岡農相は床に下ろされていた。近くに高さ約30センチの脚立が置かれており、踏み台に使ったらしい。

 遺書はリビングルームのテーブルの上に整然と並べられていた。うち6通は茶封筒に入れられ封がされていた。封書の1通は「親展 総理大臣安倍晋三殿」と表に書かれた首相あての遺書で、他に縁せき関係にある島根県選出の景山俊太郎参院議員、小林芳雄・農水事務次官や青山豊久農相秘書官らにあてたものもあった。封書の裏には松岡農相の名前が書かれていた。

===

上の日経記事の配信時間は、まだ死亡が確認されていない13:37だ。ここにははっきりと、遺書は見つかっていないと書いてある。だがしかし翌日の毎日の記事を見ていただきたい。「松岡農相はリビングのドア」で首を吊っていて、「遺書はリビングルームのテーブルの上に整然と並べられていた。」そうだ。この遺書を見逃したと言われてもにわかには納得できない。

むしろ「灰色のベンチから」の記事中にある、「遺書の様なものがあったって感じだ。」の方がよほどしっくりくる。

松岡農相自殺 遺書6通内容
http://www.youtube.com/watch?v=4xbss740deI





松岡農水相自殺ドキュメント
http://www.youtube.com/watch?v=tCeCvanGhYo&mode=related&search=






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大衆操作
神奈川と東京の知事選の得票数を、各選管HPから引用する。

東京
http://219.109.9.35/h19chi_kai.html

石原 慎太郎
2,811,486

浅野 史郎
1,693,323

吉田 万三
629,549


神奈川
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/senkan/sokuhou/chiji_kaihyo.html

松沢 しげふみ
2,008,335
無所属

杉野 正
627,607
無所属

かもい 洋子
561,906
無所属


今回の選挙では公職選挙法(あるいは同法の運用)の不備を強く感じた。以下に例を挙げる。

「きっこの日記」の記事削除。

http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2007/03/post_6e98.html


2007.03.28 お知らせです。

選挙期間中には、「○○候補に投票します」「○○候補を応援しています」ということだけ書いてはいけないのかと思っていたのですが、それ以外でも、候補者に関する事柄は書いてはいけないということを知りました。
それを知らずに、候補者に関する事柄を書いてしまったため、該当する日記を削除いたしました。
ご迷惑をおかけした皆さま、申し訳ありませんでした。
また、お知らせくださった皆さん、どうもありがとうございました。


マスコミの、特定候補の優位決めつけ報道。

統一地方選:東京で石原氏優勢 神奈川は松沢氏 中盤情勢
毎日新聞 2007年4月2日 3時00分

 毎日新聞は3月31、4月1両日、統一地方選で与野党対決となった5知事選、2政令市長選(いずれも8日投開票)について世論調査(電話)を実施し、取材も加味して中盤情勢を分析した。注目の東京都で石原慎太郎氏(74)が優勢に立つなど、現職候補が堅調な戦いを展開。ただ、32〜52%の人が投票先を「まだ決めていない」と回答しており、残り1週間で情勢が流動する可能性もある。

 与野党は統一地方選を夏の参院選の前哨戦と位置づけている。与野党対決は東京都以外は、北海道、岩手県、神奈川県、福岡県の知事選と札幌、広島両市の市長選。

 東京都知事選は、与党の実質支援を受ける石原氏が自民支持層、公明支持層の8割を固めたほか、無党派層の4割、民主支持層の4分の1にも食い込んでいる。03年の前回知事選で石原氏に投票したと回答した層は、7割が今回も投票するとしており、石原氏が安定した支持を得ていることが浮かんだ。

 前宮城県知事の浅野史郎氏(59)は民主、社民両党から実質支援を受けるが、それぞれの支持層の半数程度しかまとめ切れていない。無党派層の支持も2割にとどまる。元足立区長の吉田万三氏(59)は推薦を受けた共産支持層の6割を固めた。建築家の黒川紀章氏(73)、発明家のドクター・中松氏(78)は支持拡大に懸命だ。

 はっきりとした「自・民対決」型となった北海道知事選は、自民・公明推薦で現職の高橋はるみ氏(53)が先行、民主・社民推薦で前衆院議員の荒井聡氏(60)が追う展開。福岡県知事選は、自民・公明の実質支援を受けて4選を目指す麻生渡氏(67)が、民主・社民推薦の稲富修二氏(36)らをリードしている。
 新人同士の戦いの岩手県知事選は、民主推薦で前衆院議員の達増拓也氏(42)が安定。前回の新人7人の乱立から一転して少数激戦となった神奈川県知事選は、現職の松沢成文氏(49)が優位に戦いを進めている。

 前回再選挙になった札幌市長選は、民主・社民推薦で現職の上田文雄氏(58)が手堅い戦い。4候補がしのぎを削る広島市長選は、民主・共産・社民の実質支援を受ける現職の秋葉忠利氏(64)が幅広く浸透している。

 8日投開票の統一地方選前半戦は13知事選、4政令市長選、44道府県議選、15政令市議選が対象。【清水隆明】

 ☆調査方法 5知事選・2政令市長選の世論調査は3月31、4月1両日、それぞれの市区町村有権者数を考慮して無作為に選んだ電話番号にかける方法で実施。北海道、東京都、神奈川県は各1000人、岩手、福岡両県は各800人、札幌、広島両市は各500人を目標とし、北海道1049人、岩手886人、東京1052人、神奈川1054人、福岡867人、札幌531人、広島507人の回答を得た。北海道放送、TBS、RKB毎日放送、中国放送と協力して行った。


直上の記述を見ていただきたい。

>北海道、東京都、神奈川県は各1000人、岩手、福岡両県は各800人、札幌、広島両市は各500人を目標とし、北海道1049人、岩手886人、東京1052人、神奈川1054人、福岡867人、札幌531人、広島507人の回答を得た。

東京の回答者は1052人。都知事選の実際の有権者は10,238,704人(選管HPによる)。一万分の一の人数の回答だけで、「石原慎太郎氏(74)が優勢に立つ」と書いているのである。世論誘導以外の何ものでもない。公正な選挙の妨害とも言える。

きっこのブログがダメなら、新聞報道もいけないだろう。個人のブログの影響力と、大手マスコミ(没落しつつあるとは言え)のそれとでは大きな差がある。前回のエントリーにも書いたが、ネット記事は自分で探しにいき、閲覧するものである。嫌でも目につくテレビや新聞とは異なるのだ。

言論統制には大きく声を上げ、反発をする必要がある。

付けたし。
選挙速報を見た。フジテレビの安藤優子は、「(都民は)知事選には関心があるが、投票率は低かった」と意味不明な発言をした。
NHKでは出口調査を根拠に、開票前から、複数の候補に当確を出した。
また、石原慎太郎が反省したため都民の信任を得た、との佐々淳行の発言を垂れ流した。


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自衛官情報漏洩事件
===引用開始

自衛官秘密漏えい捜査、「知る権利」識者懸念
(2007年2月16日14時17分 読売新聞)

 防衛省情報本部の課長だった1等空佐が、読売新聞記者に内部情報を漏らしたとして、自衛隊の警務隊が自衛隊法違反(秘密漏えい)の疑いで捜査を進めている問題を巡り、久間防衛相は16日の閣議後の記者会見で、「マスコミが情報をもらったからといって罪になるわけではない」と述べ、通常の取材であれば取材した記者側に法的な問題は生じないとの考えを示した。

 しかし、異例の強制捜査について、識者からは国民の「知る権利」への影響を危惧(きぐ)する声が上がっている。

 この問題では、読売新聞2005年5月31日付朝刊に掲載された記事に関して情報漏えいがあった疑いがあるとして、防衛庁(当時)内部部局が被疑者不詳のまま告発し、警務隊が捜査を進めている。記事は、中国の潜水艦が南シナ海で潜航中に火災と見られる事故を起こし、航行不能になったことなどを報じた。

 久間防衛相は1等空佐が情報漏えいの疑いを持たれていることについて、「漏らしてはいけない情報であり、問題になる」とした。

 ただ、自衛隊法の秘密漏えい罪について「情報を無理やりとるなどしたら問題だが、そうでない限りは、情報を漏らした方を罰する仕組みだ」とし、「通常の取材について罰する法律ではない」と述べた。

 しかし、捜査状況については「捜査の段階なのでコメントできない」とするにとどまった。

===引用終了

知る権利と組織の機密、両者は並列されなければならない。
知る権利の名を借りた、一般市民の個人情報の暴露や、機密保持や著作権をたてにした言論統制は許されるものではない。恣意的かつ一方的な理由で機密情報を決められることは危険な言論統制であり、人権の侵害である。

上記の場合はどうだろう。

「中国の潜水艦が南シナ海で潜航中に火災と見られる事故を起こし」とある。外国の潜水艦が勝手に起こした事故を機密にする必要があるのであろうか?

自衛隊法の、情報漏洩に関する罰則規定を確認してみよう。

=======

第122条 防衛秘密を取り扱うことを業務とする者がその業務により知得した防衛秘密を漏らしたときは、5年以下の懲役に処する。防衛秘密を取り扱うことを業務としなくなつた後においても、同様とする。
2 前項の未遂罪は、罰する。
3 過失により、第1項の罪を犯した者は、1年以下の禁錮又は30000円以下の罰金に処する。
4 第1項に規定する行為の遂行を共謀し、教唆し、又は煽動した者は、3年以下の懲役に処する。
5 第2項の罪を犯した者又は前項の罪を犯した者のうち第1項に規定する行為の遂行を共謀したものが自首したときは、その刑を減軽し、又は免除する。
6 第1項から第4項までの罪は、刑法第3条の例に従う。

=======

第一項は、機密は墓まで持って行けと命じる理不尽な規定である。そして第五項に密告を奨励する規定がある。自衛隊員の人間性を無視したものである。(人殺しをメシのタネにする組織に人道と云う概念は存在しないのであろう)

久間の発言にもあるように、今回の件では「機密を漏らした側」のみが罰せられ、記者は不問と云うことである。だがこれで安心していいのだろうか?

ノーだ。

久間は「通常の取材であれば取材した記者側に法的な問題は生じない」ともいっている。通常の取材とはなんだ?記者が情報を得るための手段に、通常も異常もない。防衛省のサイトで、久間の発言の原文を読んでみよう。

===引用開始

平成19年2月16日 (8時45分〜8時50分)
(略)
2 質疑応答

Q: 情報本部の1等空佐が記者に内部情報を漏洩したということで警務隊の取り調べを受けているようですが、事実関係をお願いします。

A: 私が就任する前からの事案として、捜査をやっているという話は聞いておりましたが、中身については詳しく聞いておりません。

Q: 警務隊が情報漏洩ということで取り調べをすることは、極めて異例のことだと思うのですが、その辺の受け止めはいかがでしょうか。

A: 警務隊はこのような事案があれば、当然捜査をやるわけですし、職務としてやっております。中身については、わかりませんのでコメントする立場にはありません。

Q: マスコミに対する情報漏洩を刑事事件として、取り扱うということに対する議論が色々あると思うのですが、大臣のお考えはどうでしょうか。

A: 漏らしてはいけない情報はマスコミであろうが誰であろうが、漏らさないということになっているわけですから、受ける人がどうかというのは別です。マスコミであっても、民間人であっても、情報をもらったからといって、罪になるわけではありませんから。かつて事件がありましたが、特殊な方法で色々な策を弄して無理矢理というか、共同でそういった情報を引き出すということになれば問題ですが、そうでない限りは漏洩した方を罰する仕組みですから、そこのところは今日の新聞に書かれているような「知る権利」だとか、「報道の自由」だということではありません。通常の取材について、それを罰する法律ではありませんから。

Q: 自衛隊法の改正でマスコミ、防衛産業の人達など、民間の人達もいわば守秘義務など、処罰の対象になるという法改正が行われたと思うのですが。

A: やはり非常に大事なことや機微に触れることについては、漏らしてはいけないということで、一般論としてきちんとしようということです。そうしないと日本に対しては、機微に触れるような機材は提供できないとか、あるいはそうした情報は提供できないということになれば、日本にとって非常に国益に反しますから。だからそれに携わる人は、きちんと守るという法律は必要だということで、既に法律改正がされているわけです。それとはまた別です。

Q: 今回については、漏らされた方に対しては、対象とするという・・・。

A: 現在は捜査の段階ですから、どういった内容で、どういったことだったのか、一々コメントできません。ただ一般論としては、私が言ったように記者さんの方がこうして聞いたり、もし私が機密の話をしたからといって、記者さんの方が罪になることはないということを言っているわけです。あるいは一対一で聞いた場合でも、通常の取材であれば問題ないわけです。

Q: 今回は通常の取材という・・・。

A: それは、捜査してみないとわかりません。例えば金銭が動いてそれで情報を無理矢理入手したとか、そういうふうになってくると、これは普通ではないと思います。しかし、こうした通常の取材の中で出てきたのであれば、別ですから。しかし漏らしてはならないという方は、今は非常に厳しく律せられるようになっていますから、そこは大事なことだと思います。

===引用終了

「教えて下さい」「はい」このレベルの取材が久間の言う「通常の取材」である。
こども新聞ではなし、こんなことで報道がつとまるとも思えない。やはりこれは言論統制、取材の制限であり、マスコミへの死刑宣告である。


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